ごあいさつ
時代の流れの中でお墓事情も変わり、墓守を負担と感じたり、
先立つ人も家族や子孫に将来の不安を残したくないと考える人が増えました。
それでも大切な人を供養したいという想いは変わらず、何が正しい弔いの形なのか悩む人も少なくありません。
福寿海無量では、お墓を持たないという選択をする方々へ「海洋葬」という新しい弔いの形を提言しています。
従来の散骨という形に留まらず、一貫した僧侶の手による葬送儀礼により、亡骸を大いなる海へ還すと共に、
残された方々の毎日が幸せであるよう祈ることに「海洋葬」の意義があります。
ひとりひとりに寄り添い弔いの心とともに自然へと回帰する、悔いの残らない供養を勤めることが私たちの役割です。
「福寿海無量」とは、観音経に説かれているお経文で、
幸せをもたらす功徳の量が海のように広大であるとの意。
私たちの一番伝えたいことは、ご供養の先にあるものは、
現世にいる私たちの日々の幸運であるということです。
具一切功徳 慈眼視衆生 福寿海無量
一切の功徳を具え 慈しみの眼で衆生を見守り
高大な幸せの集まることは海のように際限がない
「観音経」より
福寿海無量
代表取締役社長
明福寺 住職 福井徹人